英語論文の探し方のコツは?誰でもできる方法を初心者の視点から紹介

英語論文の探し方のコツは?誰でもできる方法を初心者の視点から紹介

どうも、科学が好きなだいち(@spountant)です。

メンタリストDaiGoのように論文ベースの情報発信をしてみたい……

その思いから、どうやってエビデンスの強い論文を見つけられるかを探してきた。

まったくの論文初心者だったが、エビデンスレベルが高い英語論文をいくつか見つけることができたので、このページではその方法を紹介していく。

 

簡単に英語論文を見つける方法3ステップ

津川友介著の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」では、信頼できる情報を探すコツが紹介されている。

同書では健康に限った紹介のされ方をしているが、実際にはどのような内容のエビデンスでも通用しそうな内容だった。

その具体的な検索手順は以下のとおりだ。

  1. 興味のあるキーワードを英訳する
  2. 英訳したキーワードに「evidence」という言葉を付け加える
  3. google.comで検索する

 

1.興味のあるキーワードを英訳する

英語のほうが論文の数が多く、エビデンスレベルが高いものが見つかる可能性が高いので、基本的には英語で検索していく。

まずは興味のあるキーワードを英語に訳してみよう。

たとえば卵と2型糖尿病の関係性を調べたいと思ったら、「egg」と「Type 2 diabetes」となる。

 

2.英訳したキーワードに「evidence」という言葉を付け加える

今回は科学的根拠のある資料を見つけたいので、上記のキーワードに加えて「evidence」という言葉を付け加えよう。

先ほどの例でいうと「egg Type 2 diabetes evidence」となる。

 

3.google.comで検索する

そして実際に検索するフェーズに入るのだが、日本語版のgoogle.co.jpではなく、英語版のgoogle.comで検索するのがポイントだ。

最初は「google.com」というキーワードで検索すると、英語版のgoogleが表示される。

そしてその検索ボックスに「egg Type 2 diabetes evidence」を入力し検索していく。

これで探していた英語論文がいくつか見つかるだろう。

 

「egg Type 2 diabetes evidence」で検索して見つけたエビデンスをもとに、「卵」と「2型糖尿病」の関係性がある程度明らかになったので、以下のようにまとめてみた記事もある。

関連記事:卵は結局健康に良いのか悪いのか。メタ分析のエビデンスに基づき考察してみた

 

エビデンスの強さを見分ける方法3選

そしてただの英語論文ではなく、エビデンスレベルの高い英語論文を見つける必要がある。

エビデンスレベルを見分けるには、以下の3つを確認してみるといいだろう。

  1. 研究方法を確認する
  2. 引用数を確認する
  3. hsph、mayoclinic、webmdがアドレスに含まれているか確認する

 

1.研究方法を確認する

まず真っ先に確認したいのは研究方法だ。

研究方法によってエビデンスの強弱が決まる。

エビデンスレベルが高い順に並べると以下のようになる。

  1. RCT(ランダム化比較試験)の系統的レビュー(メタアナリシス)
  2. 個々のRCT
  3. 準実験
  4. 観察研究(コホート研究、ケース・コントロール研究)
  5. 事例集積研究
  6. 専門家の意見(研究データの批判的吟味を欠いたもの)

研究方法のなかで、メタアナリシス(メタ分析)がもっともエビデンスレベルが高い。

メタアナリシスとは、いくつかの研究をまとめ上げて一つの結論を導き出すという、いわゆるまとめ論文のようなものだ。

ただしまとめ論文のもとになった論文の質が低ければ、メタアナリシスとはいえエビデンスレベルは低くなってしまうので、その点は留意が必要だろう。

研究方法について詳しく知りたい場合は、以下の記事で詳しく解説をしたのでぜひ読んでみてほしい。

関連記事:論文を読むための本「エビデンス・ベイスト・プラクティス入門」を読んだ感想まとめ【書評】

 

2.被引用数を確認する

被引用数とは、ほかの論文に何回引用されたかを示すものである。

ほかの論文から引用された回数が多ければ多いほど、その論文は信頼できる可能性は高いといえるだろう。

Google scholarでは「引用元」と表示されるものが、被引用数に該当する。

 

3.hsph、mayoclinic、webmdがアドレスに含まれているか確認する

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」によると、「hsph」「mayoclinic」「webmd」のアドレスは信頼できる情報源であるとのことだ。

「hsph」はハーバード公衆衛生大学院、「mayoclinic」はアメリカを代表する名門病院であるメイヨークリニック、「webmd」は民間企業であるwebMDを示す。

上記は食事に限った情報源として紹介されているが、食事に関するエビデンスを探したいときはとても参考になる指標だ。

 

論文を日常的に検索してみる

当ページで紹介したステップを踏めば、エビデンスレベルの高い論文がいくつか見つかるかもしれない。

これを機に、日常的に科学的根拠に基づいた情報をインプットしていくと、アウトプットの質も必然的に高まるだろう。

論文の読み方をより詳しく知りたいときは、以下の記事で紹介した書籍がとてもおすすめなのでぜひ手に取ってみてほしい。

関連記事:論文を読むための本「エビデンス・ベイスト・プラクティス入門」を読んだ感想まとめ【書評】

 

URL :
TRACKBACK URL :