これまでの野望は「安全基地を作りたい」というものだった。
「会社辞めたいなら、こっちにおいでよ」といえるような場所をつくりたいと思っていた。
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そして上記の記事を書いてから8か月ほど経った今の野望は、少し成長して、強さとしなやかさみたいなのが備わったような気がする。
今思い描いているのは、大きなティール組織だ。
ティール組織とは何かについては、以下の記事で詳しく解説している。
関連記事:ティール組織とは何か。マネジメントが不要な組織の特徴をまとめた
目次
好きな人たちが好きなようにゆるく強くつながる
自分は「好きな人と手を組んで何かに挑戦したい」という気持ちが強い。
今までは「みんなで会社やろうぜ!」という感じだったのだが、今ではあまり形式にこだわらなくてもいいかなと思うようになった。
もちろん同じ「社員」としてがっつり組むのもいい。それはそれで深い絆が生まれるだろう。
一方「提携」という形で、もう少しゆるくつながるのもいいかもしれない。必要なときに声をかけ、必要に応じてお互い駆けつけるような関係だ。
もしくは「外部コーチ」という立ち位置もいいと思う。コーチは我々の意思決定には関与しないが、専門的な知見からアドバイスをくれる。
それぞれが心地よい距離感で、フレキシブルに交わりあって、ゆるい関係のようで強い絆で結ばれているような、そんなポッセのような関係性が気持ちよさそうに思うのだ。
チーム内では強く、チーム外とはゆるくつながる
ティール組織は原則として1チーム12人以下で構成され、その小さな単位でさまざまなプロジェクトが走っている。
たとえばカフェを運営してみたい人たちが集まって、”カフェ運営チーム“ができたり。
一人の「ゲーム実況で食っていきたい!」という夢に賛同して、その一人の夢を支え広げる”ゲーム実況チーム“ができたり。
“ゲーム実況チーム”に所属している人のなかで、3日間はゲームの編集をして、残りの4日はゲーム実況チームから離れ、小説を書いている人もいたり。
カフェとゲーム実況がコラボして、パブリックビューイングが開催されたり。
もちろんチーム内のメンバーとは必然的に強くつながることになるだろう。いわゆる運命共同体だ。
そしてチーム外のメンバーとも有機的に関わり合う。
基本的にお互い関与しないが、必要に応じて協力し合うような、強い絆のゆるいつながりがある。
jMatsuzaki株式会社が100人規模のティール組織になったら
自分は今、jMatsuzaki株式会社の一員だ。
関連記事:jMatsuzaki株式会社に入社することになりました
弊社代表は100人規模、さらにそれ以上も見据えているらしく、いずれはその規模感になっていくんだろうなぁと思う。
100人規模になるのだとしたら、自分が好きな人(多くはライフエンジンの人)はもちろん会社に誘いたいし、彼ら彼女らが本当に大切に思っている人も良かったら会社に来てほしいなと思う。
自分はライフエンジンの運営メンバーに救われた過去(以下の記事を参照)があって、だから自分も苦しんでいる人を救う立場になりたいと思っていた。
でも救いたい人がいる人ってけっこういるんじゃないか。
だとしたら誰かが「あの人を救いたい」と思ったとき、その人が迷わず「こっちにおいでよ」といえる基盤があればいい。誰もが救いたい人を救えるような基盤があればいい。
もちろん救う救われるの依存的な関係で終わらず、そこから強くしなやかに才能を解放していき、個としても強くいられるようになったらいいなと思う。
「友だちと遊ぶように仕事をしたい」を誰もが叶えられたら
会社を一から作って、事業を構築することは誰にでもできることではないだろう。
自分は「友だちと遊ぶように仕事ができたらいいのに……」とずっと夢見てきたが、肝心の仕事を創造する力がなかった。
でもすでに友だちと遊ぶように仕事をしているjMatsuzaki、KeiKanri、F太と出会ってからというもの、人生が180度変わった。
自分で一から作らなくても、すでに友だちと遊ぶように仕事をしている基盤に乗っかれば、それは叶えられるものなのかもしれない。
だから本音をいうと、ライフエンジンのみんなと会社できないかなぁと思う。