どうも、jMatsuzaki株式会社のだいち(@spountant)です。
2019年4月7日(日)、水道橋にて第2回CHANGES主催セミナーが開催された。
CHANGESとは「“本物”のライフハックだけが凝縮されたメディアを作ってみたい」という信念から生まれた有料メディアだ。
このたびCHANGESの著者たちによるセミナーが行われたので、その内容をレポート形式でまとめていく。
目次
CHANGES第2回セミナーのテーマは「今、働く意味を変える」
今回のテーマは「今、働く意味を変える」だ。
- 働き方を変化させていった軌跡
- 働く意味のとらえ方を変える話
- 働き方を変えていくための具体的なツールの活用方法
このように様々な角度から、「働く」についてお話がなされた。
以下からは各講師のお話の概要と自分の感想をまとめていく。
岡野純講演「ScrapboxではじめるCHANGES GAME」
CHANGESのセミナーに参加しています。
一発目は@jun0424 さん。Scrapboxを使って人生を変えていくCHANGESゲームをプレイする手順は以下の順番がおすすめ。
1.カードを手に入れる
2.デッキを作る
3.プレイする#CHANGES感想 pic.twitter.com/FNhCuBOc9i— だいち@内向型のブロガー (@spountant) April 7, 2019
純さんはScrapboxというツールを使って、具体的に仕事を作っていく方法をお話していた。
自分専用のカードを手に入れ、デッキを組み、プレイする。
その名も「CHANGES GAME」で、まさにゲーム感覚で自分を現実的に変える方法のように感じた。
関連記事:書評 | 倉下忠憲氏の「Scrapbox情報整理術」で使い方の活路が開けた
jMatsuzaki&F太講演「無名の無気力サラリーマン達が6年で脱サラして会社を作るまでの軌跡まとめ」
14:30からは@jmatsuzaki さんと@fta7 さんの対談形式のお話でした。
フリーランス0年目から6年間、今に至るまでの軌跡。
苦悩したことから果敢に挑戦したことまで、働き方を柔軟に変えてきた道のりを赤裸々に公開していました。#CHANGES感想 pic.twitter.com/Xq8z61Yugz
— だいち@内向型のブロガー (@spountant) April 7, 2019
jさんとF太さんは二人とも、「会社員→フリーランス→会社員」という働き方を経験している。
その二人が「脱サラしてから今まで」の軌跡をお話していた。
まずは手探り状態から始まり、いろんなことに手をつけ、働き方の実験をする。
働き方と自分の才能を照らし合わせ、少しずつ“生きがい”と呼べるに近い働き方にシフトしていく。
お金のために働いていたこともあったが、今は内なる声に耳を傾け、本当に誇りを持てる仕事だけに注力する。
始めは個人で働いていたものが二人になり、複数人になり、より大きなものに責任をもつ。より大きなものの一部になる。
このようなお二人の話を聞いて、結局だれもが通る点が2つあるのではないだろうかと思った。
- 生きがいと呼べる働き方を探すフェーズ
- より大きなものの一部になるフェーズ
自分も「会社員→フリーランス→会社員」という働き方を経験してきたのだが、最初は自分ひとりのことしか見えていなかった。
やっと生きていくためのお金を稼げるようになったら、次は自分の使命を果たすための働き方を模索する。
そして使命を果たす働き方ができるようになったら、より大きなものの一部になって、他者との関わり合いのなかで、もっと大きく周りに貢献していく。
そういう共通の過程が、もしかしたらあるのかもしれないなと思った。
美崎栄一郎講演「好きなことを仕事に変える、嫌から抜け出す7つの方法」
美崎さん@a16misaki のお話で、個人的に響いたのは、
そんなに好きではないけど、自分に向いていることを続けてしまうと、それが価値になってしまい、それがないと稼げないので手放せなくなるということ。
だから「好き」と「向いている」は、分離したほうがいい。#CHANGES感想 pic.twitter.com/UIrKTLEWI4
— だいち@内向型のブロガー (@spountant) April 7, 2019
美崎さんのお話では、まさにツイートした部分が響いた。
好きではないけど向いていることを続けてしまうと、最終的にそれを手放せなくなってしまう。
そしてこの話は、好きや情熱を最初の土台にしたほうがいいというウェルスダイナミクスの内的価値にもつながるなと思った。
関連記事:【まとめ】内的価値をメンテナンスすることで情熱の地盤をつくることができる
佐々木正悟講演「青い鳥を贈る働き方」
佐々木さん(@nokiba )は幸せの青い鳥の話。
すでに持っているもの(目が見える、歩ける等)は価値を感じにくいけど、それを手放すとなったとき、初めて価値を感じるというのはなるほどみが深かった。。
幸せについて考えさせられた。#CHANGES感想 pic.twitter.com/TTP16kWwi9
— だいち@内向型のブロガー (@spountant) April 7, 2019
佐々木さんは独特の観点から、幸せの青い鳥についてお話をしていた。
幸せはその場では感じにくい。すでに持っているものに対しては幸せは感じにくい。
そしてすでに持っているものを手放す瞬間が訪れたとき、それが惜しくなって「今まで幸せだったんだな」と気付く。
この話を聞いて、幸せのとらえ方が少し変わった気がした。
倉園佳三講演「自分という幻想から抜け出す」
最後は倉園さん(@zonostyle )。
物質的に自分を捉えたとき、それは自分とその周りとは分離されている状態で、自分の得が周りの損になってしまう。逆も然り。
そこで自分をぼやかすことで、周りも自分の一部だと捉えられるかもで、そしたら自分だけ得する状態は自然と消滅していく。#CHANGES感想 pic.twitter.com/FsAB1Xvwcv
— だいち@内向型のブロガー (@spountant) April 7, 2019
最近「グッドバイブス ご機嫌な仕事」を出版した倉園さんは「自分という幻想」についてお話をしていた。
物質的な身体の部分が”自分”で、その外側は”自分以外”というとらえ方はもしかしたら幻想かもしれないのだ。
物の見方次第で”自分”という範囲は拡張できるし、その範囲も自分で選ぶことができるかもしれない。
自分を広げることで、「自分が得をすると周りが損をする」「周りが得をすると自分が損をする」というような自我の弊害が少なくなり、もっと広く与えあえる関係になれるのではないか。
自分を広げるためには、周りを自分の一部だと感じてみて、うまくいっているかを確かめるしかない。結局はその感覚値をためていくしかないのだ。
今まで考えたこともなかった考え方だったので、整理するまでに時間がかかったけど、1年後2年後にはもしかしたら腑に落ちているかもしれないなぁと思った。
参加した感想
「自我」の話と、「自我を薄めて大きなものの一部になる」という話がよく出てきていた。
これはティール組織に必要な要素である”全体性(ホールネス)”の考え方に近いなぁと思う。
ホールネスの基本的な考え方は「分離を克服する」だ。
もしかしたら次の世代は、分離を克服し、全体性を体現することが主流になってくるのかもしれない。
関連記事:ティール組織とは何か。マネジメントが不要な組織の特徴をまとめた