先延ばしが治らないときは裏に隠れた心理を知るといい【改善する方法】

先延ばしが治らないときは裏に隠れた心理を知るといい【改善する方法】

どうも、科学が好きなだいち(@spountant)です。

ずっと未消化のタスクがあるのに、ついついすぐに終わる簡単なタスクから手をつけてしまう……

これは自分の事例だが、「スタンフォードの自分を変える教室」によると、タスクを先送りにしてしまう原因は、将来の自分とのつながりが弱いからだという。

このページでは、ついつい先送りにしてしまう心理的な現象を詳しくひも解き、その対策法について紹介していく。

 

先延ばしは特定の人に当てはまる病気ではなく、人としての心理的な原因がある

先延ばしは、たとえばADHDの特徴を持つ人にだけ当てはまるものではなく、人間だれしもに共通する心理的な作用が原因となっている。

人には「未来の自分ならもっとできる」と、無意識のうちに勘ちがいしてしまう傾向にあることがある研究によって明らかになった。

たとえば「今日までずっと手をつけられなかった重いタスクは、明日一気に終わらせてしまおう」というように、明日の自分であれば、今日と違って自制心を発揮できるはずだから、きっとすべてやり遂げられると勘違いしてしまう。

今日よりもあとのほうが自由な時間があるはず。今日よりもあとのほうが精神的にも余裕があるはず。

このように人には「未来の自分ならできる」「あとになったら挽回できる」と考える心理現象があるので、ついつい物事を先送りにしてしまう。

 

先延ばしのデメリットは未来の自分に重荷を押しつけること

人は、今の自分では手に負えないことでも、未来の自分ならできるはずだと考えてしまう傾向がある。

これは将来の自分を過大評価しているということに他ならない。

「スタンフォードの自分を変える教室」では、この心理現象を以下のように説明している。

私たちは現在の自分のことはストレスの多い状況から救おうとするのに、未来の自分に対しては、まるで他人のように重荷を押しつけることがわかりました。

スタンフォードの自分を変える教室 No.3115

どうやら我々は、未来の自分はスーパーマンで、未来の自分を同じ自分だと考えておらず、どこか他人のように感じてしまっているようだ。

だが今面倒で先延ばしにした物事は、将来それを実行する日が来ても面倒なことに変わりはない。

先延ばしのデメリットは、将来の自分に重荷を押しつけてしまうことなのだ。

 

先延ばしを改善するため「将来の自分」とのつながりを強化する

将来の自分は他人同然なので、現在の自分の楽しみを犠牲にしてまで、他人(将来の自分)に投資することは思っているよりむずかしい。

たしかに想像してみると、将来の自分の健康のために、いまトンカツの横に置かれた白米大盛りを食べるのを我慢するのは至難の業だと思う。

では将来の自分をいたわるためにはどうすればいいのだろうか。

「スタンフォードの自分を変える教室」ではその方法として、「将来の自分とのつながり」を強化することが大切だとのこと。

ハーシュフィールドという研究者は、「将来の自分とのつながり」を強化するために、バーチャル技術を駆使して、学生たちの将来の姿を目の前に映し出す実験を行った。

その結果、将来の年老いた自分を見た学生は、そうでない学生に比べて、退職金口座へお金を振り込む額が2倍以上になったという。

「将来の自分とのつながり」を強化することにより、将来の自分をちゃんと同じ自分だと思えるようになってくる。

このようなバーチャル技術を駆使するのはむずかしいが、簡単にできる以下の2つがおすすめだ。

  1. 将来の自分のことを考える
  2. 将来の自分にメールを送る

1つ目は「ただ将来のことを考えるだけ」で効果があるようだ。

明日の晩ごはんは何を作ろうか、来週の休みはどこに出かけようかなど、できれば具体的に思い描いて、将来のことをリアルに感じるほど、「将来の自分とのつながり」は強くなる。

2つ目の「将来の自分にメールを送る」は、将来の自分に今考えていることを打ち明けてみるといい。

具体的には「ある目標に向けて今はこう動こうと思っている」などという感じだ。

これらを実行することで、「将来の自分とのつながり」が強固になり、将来の自分に重荷を押しつけることも少なくなっていく。

 

先延ばしは解消できる

たとえ無意識だとしても「未来の自分ならもっと時間と心に余裕があるだろう」と考えるのはごく自然なこと。

その無意識に注意を向けられるようになると、自己コントロールが少しは発揮されるようになる。

加えて「将来の自分とのつながり」を強化することで、未来の自分に思いやりが生まれて、今の自分に対して責任感が増してくるはずだ。

このような意志力の科学をもっと知りたい場合は、以下の記事がもっとも親和性が高いので、ぜひご一読いただきたい。

関連記事:意志力の科学本「スタンフォードの自分を変える教室」をまとめた | ケリー・マクゴニガル著

 

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