失敗したとき自分を責めることにメリットはなく、許すほうが効果がある

失敗したとき自分を責めることにメリットはなく、許すほうが効果がある

どうも、科学が好きなだいち(@spountant)です。

何かのチャレンジに失敗したとき、自分を責めるか自分を許すかで、その後の行動が変わってくることが研究によってわかっている。

結論からいうと、自分を許したほうがメリットが大きい。

このページでは、なぜ自分を責めるべきでないか、自分を許すとどのような効果が現れるかを紹介していく。

 

失敗したときに自分を責めると「どうにでもなれ効果」が発動しやすい

チャレンジに失敗したときに自分を責めないほうがいい理由は、自己嫌悪は「どうにでもなれ効果」を誘発しやすいからだ。

「どうにでもなれ効果」とは、ダイエット研究者のジャネット・ポリヴィとC・ピーター・ハーマンが最初に使った言葉で、「はめを外して、落ち込んで、さらにはめを外す」という悪循環のことを表している。

ダイエット中の人がちょっとつまづいただけで、たとえばケーキをちょっと食べてしまっただけで、「ダイエットに失敗してしまった……」と感じてしまう。

そこで止めておけばいいものの最後は開き直ってしまうのだ。

ダイエットはムリだ!もう全部食べちゃえ!」と。

 

誘惑に負けた自分を責めてしまうと、自己嫌悪に陥ってしまい、結果として「どうにでもなれ効果」を誘発してしまう。

いいかえると自分を責めることによって、「誘惑に負ける→自己嫌悪に陥る→気晴らしをしたくなる→誘惑に負ける→……」という悪循環に入ってしまいかねないのだ。

 

自分に厳しくするより、自分を思いやったほうがメリットがある

意志力の研究者ケリー・マクゴニガル著の「スタンフォードの自分を変える教室」によると、自己コントロールを取り戻すためには、自分に厳しくするよりも自分を許すほうがずっと効果的だといわれている。

その理由は、自分を責めてしまうと罪悪感の意識に注意をとられてしまうが、自分を許すことで事実に注意を向けられるようになるからだ。

同書では自己コントロールを高める唯一の方法は「注意を向けること」だと紹介されているが、自分を許すことで、まさに今起きている事実に目を向けられるようになる。

また自分を許すことには、このほかにも大きなメリットがある。

失敗したことについて、自分に思いやりをもってふり返った場合のほうが、自分を厳しく批判した場合よりも、失敗したのは自分のせいだったのだ、と認めやすくなります。

スタンフォードの自分を変える教室 No.2687

自分を許すことで、自分のせいだったのだと認められ、他責にしたりせず、自責の念を持つことができる。

人のせいにするよりも、自責の念を持っている場合のほうが、「どうにでもなれ効果」は誘発されにくいし、より健全な解決策を図れるのは想像に難くない。

 

自分を思いやるための方法3選

では具体的に自分を許すにはどうしたらいいのだろうか。

その答えとして、「スタンフォードの自分を変える教室」で記載がある方法を紹介したい。

  1. その失敗を思い出し「今どんな気持ちがするか」を言葉にし、自分の心のなかを見つめる
  2. 意志力のチャレンジに苦しむのは人間であれば当たり前のことで、あなたが尊敬する人でも同じように失敗すると考える
  3. もし自分とまったく同じ意志力のチャレンジに挑戦して失敗した友人がいたとしたら何と声をかけるだろうか

こうして失敗と自分とのあいだに距離を置き、客観的に見つめることで自分を責めずにすむかもしれない。

 

自分同士で戦わないこと

とある神経科学者によると、人のなかには2つの自己が存在しているという。

それは「衝動的に目先の欲求を満たそうとする自己」と「長期的な目標に向かおうとする自己」だ。

衝動的な自己に支配されて、意志力のチャレンジに失敗したとき、自分に対して罪悪感などの武器をふりかざしてもまったく効果はない。

それよりも、自分のなかには2つの自己がいることを認識して、その存在を受け入れ、うまく折り合いをつけるほうが自己コントロールは上手くいく。

意志力のチャレンジについてもう少し知りたい場合は、以下の記事で「スタンフォードの自分を変える教室」の全容をまとめたので、興味があればぜひご一読いただきたい。

関連記事:意志力の科学本「スタンフォードの自分を変える教室」をまとめた | ケリー・マクゴニガル著

 

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