意志力の科学本「スタンフォードの自分を変える教室」をまとめた | ケリー・マクゴニガル著

意志力の科学本「スタンフォードの自分を変える教室」をまとめた | ケリー・マクゴニガル著

どうも、だいち(@spountant)です。

ちまたで有名で、周りの評判も高かったので、ケリー・マクゴニガル氏著の「スタンフォードの自分を変える教室」を読んでみた。

  • 物事を先延ばしにしてしまう
  • なぜかやる気が起きない
  • 習慣化にいつも挫折してしまう

読み進めていくにつれて、本書はそういう人に向けて書かれた本なのだなぁと感じた。

このページは「スタンフォードの自分を変える教室」の書評として、その概要を紹介しようと思う。

スタンフォードの自分を変える教室

 

「スタンフォードの自分を変える教室」の目次

「スタンフォードの自分を変える教室」では意志力に関する実験が数多く紹介されている。

自己コントロールについて様々な角度から検討しており、目次は以下のとおりだ。

  • Introduction 「自分を変える教室」へようこそー意志力を磨けば、人生が変わる
  • 第1章 やる力、やらない力、望む力ー潜在能力を引き出す3つの力
  • 第2章 意志力の本能ーあなたの体はチーズケーキを拒むようにできている
  • 第3章 疲れていると抵抗できないー自制心が筋肉と似ている理由
  • 第4章 罪のライセンスーよいことをすると悪いことをしたくなる
  • 第5章 脳が大きなウソをつくー欲求を幸せと勘ちがいする理由
  • 第6章 どうにでもなれー気分の落ち込みが挫折につながる
  • 第7章 将来を売り飛ばすー手軽な快楽の経済学
  • 第8章 感染した!ー意志力はうつる
  • 第9章 この章は読まないでー「やらない力」の限界
  • 第10章 おわりにー自分自身をじっと見つめる

スタンフォードの自分を変える教室

 

自己コントロールを高める秘訣はただひとつ、「注意を向けること」

著者ケリー・マクゴニガル氏によると、自己コントロールを強化するための秘訣はたったひとつだけで、それは「注意を向けること」だという。

自分が今やろうとしている行動や、自分の中で起きている現象など、今まで無意識だったものに対して意識的になることができれば、大事なことを行うときに力を貸してくれるだろう。

なのでまず知るべきことは、物事を先延ばしにしてしまうときは自分の中で何が起きているのか、良い習慣を身につけようとしているときにどんな心理現象が起きるのか、ということだ。

それらを知ることができれば、それらの現象に対して自己認識を持つことができる。

 

知っておくと役に立つ意志力の科学5選

ここからは自己認識に役立つように、「スタンフォードの自分を変える教室」の中で紹介されている意志力に関する効果を5つに絞って紹介していく。

 

1.疲れているときは誘惑に負けやすい

疲れているときや気が散っているときは、自己コントロールが利かなくなって誘惑に負けてしまいやすくなる。

慢性的なストレスは意志力の力を弱め、チャレンジを失敗に向かわせてしまう。

疲れているときは身体の中でどのような反応が起きているのか、そしてどうすればその誘惑に打ち勝てるのかについては、以下の記事で詳しく解説した。

関連記事:疲れているときに習慣化に挫折しやすくなるのはなぜか【科学的証明】

 

2.失敗したときに自分を責めるのは逆効果

自己コントロールが利かなくなって意志力のチャレンジに失敗してしまったとき、つい自分を責めてしまいがちになるが、それは逆効果であることがわかっている。

自分を責めてしまうと「どうにでもなれ効果」を誘発してしまう可能性が高まってしまう。

自己コントロールを取り戻すためには、自分に厳しくするよりも自分を許すほうがあらゆる面でずっと効果的だ。

その効果については以下の記事で詳しく解説した。

関連記事:失敗したとき自分を責めることにメリットはなく、許すほうが効果がある

 

3.「決心するだけ」を楽しんでいないか?

自己啓発本を読んで、もしくはセミナーに行って、「自分は変わるんだ」と決心しただけで満足してしまったことはないだろうか。

自分はとても心当たりがあって胸が痛むのだが、、そのような心理現象はむしろ当たり前なことだった。

そのメカニズムと、決心を現実化するための対策は以下の記事で詳しく解説している。

関連記事:目標を立てるだけ・決心するだけを楽しんでいないか

 

4.未来の自分ならやれるはず

人は無意識のうちに「未来の自分ならもっと時間もあるし、心にも余裕があるだろう」と考えてしまいがちだ。

ただこうやって今やるべきタスクを先延ばしにするのは、将来の自分に重荷を押しつけているに過ぎない。

このような先延ばしを解消するための方法を以下の記事で詳しく解説した。

関連記事:先延ばしが治らないときは裏に隠れた心理を知るといい【改善する方法】

 

5.「プライド」は意志力を増やす

万引きなどの犯罪を抑止するために、牢屋に入れられることよりも、罰金を払わされることよりも、写真や名前を公表されることを考えさせたときが、もっとも抑止力につながることがわかった。

これは目先の欲求に対して、論理的な理性が勝利したというよりかは、非論理的な感情が勝利した事例だといえる。

そしてこの「恥」や「プライド」を上手く利用することで、意志力の保有量を増やすことができるという。

プライドの効果を得るには、他の人たちが見ているつもりになるか、みごと誘惑に打ち勝ったことをあとでみんなに自慢しよう、と考えることです。

スタンフォードの自分を変える教室 No.3598

他の人たちが見ている状況に自分を置くには、ブログやSNSが効果的だろう。

自分の目標をweb上に投稿することで、このプライドの効果を活用することができる。

 

行動を自覚する「アクトフルネス」を実践し、望ましい人生を手に入れる

繰り返しになるが、自己コントロールを強化するための秘訣は「注意を向けること」だ。

このページで紹介した、人の中に無意識のうちに沸き起こる現象を知っておくだけで、それに対して「注意を向けること」ができるようになるはず。

さらに詳しく知りたい場合は、本書を実際に読んでみることをおすすめする。


スタンフォードの自分を変える教室

 

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