良いチーム作りのために「全体の目的」と「個々の目的」を出し揃える

良いチーム作りのために「全体の目的」と「個々の目的」を出し揃える

プロジェクトを進めるときにまず最初に掲げるのは「目的」だろう。

その目的には2種類あって、それは「プロジェクトを通じて成し遂げたい全体としての目的」と「参加するメンバー一人ひとりの目的」だ。

良いチーム作りのためには、この2つの目的をメンバー全員が把握しておくひつようがある。

逆にいうとプロジェクトの目的が明確で、一人ひとりの目的をそれぞれが把握していれば、プロジェクトはうまくいきやすい。

 

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「プロジェクト全体の目的」を明文化して、全員で共通認識をもつ

「全体の目的」をことばに落とし込んで共有することの効果は、迷ったときの判断基準となるという部分が大きい。

プロジェクトを進めていくなかでは連続した意思決定が求められる。その時々にどの選択肢を選んでいくかは「全体の目的」をもとに決定するとブレない。

 

先日開催した「ライフエンジン文化祭」というオンラインコミュニティ内のイベントでは、「参加者が安全空間内で、スキルをお金に換える経験をすること」を目的として設定した。

プロジェクトを進めていくなかで様々なアイデアが出たが、「安全空間を守れるか」「お金を得られる経験を積めるか」を基準に意思決定をしたので、やること、やらないことを明確にできた。

 

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「メンバー一人ひとりの目的」をそれぞれが把握することで、役割と責任が明確になる

全体の目的をきっちり設定することと、同じくらい大切なのが「メンバー一人ひとりの目的」をメンバーそれぞれが把握していることだ。

モチベーション革命で、個々の目的を問う際のいい質問が挙げられていた。

「なぜあなたはここにいるのか?」

「このプロジェクトを通じて何をやりたいのか?」

モチベーション革命 第3章 強みを掛け算する最強チームの作り方

この問いに答えていくと一人ひとりのやりたいことが見えてくる。

たとえば「人を助ける」という全体の目的は同じでも、会話を通じて助けたいのか、ITやデータを駆使して助けたいのか、それは個々によるものだ。

一人ひとりの目的が明確であれば、それに沿った役割分担ができるし、ほかのメンバーも個人の自己実現をサポートすることができる。

 

あるプロジェクトを通じて「外部との関わりのなかで価値を生み出したい」という目的を持つ人もいれば、「チームメンバーをサポートしたい」という人もいる。それならば個々の目的と合致した役割を、チーム内で担えばいい。

 

大きな目的のなかで、いかに個々の目的を実現させるかが良いチーム作りのカギ

こんな話がある。

とある学生が「震災のボランティア活動をしたい!」と現地まで足を運んだはいいものの、任されるのはゴミ掃除ばかり。

ゴミ掃除もとても価値のある活動ではあるが、直接会話をして、現地の人の心の支えになりたかったその学生は「わたしがやりたいのはこんなことじゃないのに…」とモチベーションが落ちてしまう。

結局その学生は、ボランティアに顔を出さなくなってしまった。

ゴミ掃除も直接の会話も、「震災にあった人を助ける」というプロジェクト単位での目的は同じだった。一方その学生の目的は、ゴミ掃除では果たせなかったのだ。

 

プロジェクト単位の大きな目的のなかで、個々の目的をどう実現させていくか。

それぞれの自己実現が個人のモチベーションを保つことにつながり、結果として大きな目的を果たすことにつながっていく。

 

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