【レビュー】人生の勝算を読んでの感想・書評~平成30年からのファンのつくり方~

【レビュー】人生の勝算を読んでの感想・書評~平成30年からのファンのつくり方~

前田裕二氏の「人生の勝算」を読んだ。

これまでは圧倒的なパフォーマー、完璧で非の打ち所がないアーティストが脚光を浴びていた。

しかしこれからはもっと距離感が近づき、”絆”を醸成することがポイントになる。

今回はこれからの時代における、3つあるファンとの絆の築き方について「人生の勝算」をもとに考察していく。

  1. コンプレックスをさらけ出す
  2. その人だけのオリジナルの物語を共に作る
  3. 内から湧き出るものを表現する

 

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1.コンプレックスをさらけ出す

人は絆にお金を支払う。ではその絆を深めるにはどうすればいいのか。

その答えの一つが「コンプレックスをさらけ出す」だ。

人生の勝算には次のように表現されている。

余白があるからこそ、ファンは自分が応援してあげないと、助けてあげないとダメだ、という気持ちになります。
ダンスが下手だけれど頑張る姿に、コンプレックスを克服していく過程にファンが一緒になって熱狂するのです。

人生の勝算 第1章 人は絆にお金を払う

自分には明らかに人より劣っている部分がある。

それでも自分の思いにもとづいて、その障壁を乗り越えようと努力をつづけてる姿勢に、周りは共感を覚える。

 

完璧なアーティストがファンを作りづらいのは、自分がいなくてもその人は何の苦もなく生きていけるだろう、と思われてしまうからだ。

コンプレックスをさらけ出し、コンプレックスを抱えながらも、何かにひたむきに挑戦する姿は、「応援したい!」という内面的な価値を起こす。

 

2.その人だけのオリジナルの物語を共に作る

モノを売る場合、相手のニーズを鑑みずに一方的にぶつけても売れない。

売れたとしてもお金と価値の等価交換になってしまい、「多くもらいすぎてしまったから何か返したいな」という”健全な負債感”は生まれずに、そこで関係がとぎれてしまう。

 

だからこそ一方的に自分を押しつけるのではなく、自分とその人が登場するストーリーを作っていくことで、ファンとの絆を深められる。

自分ひとりしか登場しないストーリーだったはずが、そこに相手を巻き込み登場人物にしてしまうことで、その人がいないと成り立たないストーリーに変わった。

「まだまだ弱いヒーローの援助者」という立場で出演してもらうことで、たちまちその人にとっても大事なストーリーとなる。

 

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3.内から湧き出るものを表現する

ファンと絆を深めるためには、噓を表現してはならない。

嘘いつわりのない純粋な情熱を表現することで、その宝石に惹かれる人が出てくる。

受け手など関係なく、自分の面白いと思うもの、純粋に内から湧き出るもので勝負する。そこから、たくさんの人の心を打つ名作が生まれるんだ。

人生の勝算 第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち

何を届けるかと、どうやって届けるかは別物だ。

届け方はコンプレックスをさらけ出したり、物語を共創したりと、様々な手段がある。

 

ただ届け方を工夫したとしても、届けるものが純粋に内から湧き出るものでないと、その人の奥深くにまで届かない。

まずは情熱から始める。どうやって届けるかはその後に考えればいい。

持っている知識から始めるのでも、生まれ持った才能から始めるのでもなく、自分の内側が感じている情熱から始める。

情熱がないところでフローを作ったとしても、スケールしないし、長続きしない。

関連記事:【内的価値まとめ】内的価値をメンテナンスすることで情熱の地盤をつくることができる

 

ファンとの絆の築き方まとめ

  1. コンプレックスをさらけ出す
  2. その人だけのオリジナルの物語を共に作る
  3. 内から湧き出るものを表現する

コンテンツマーケティング、インフルエンサーマーケティングなどいろいろな言葉が出回っている。

マーケティングをするにしても、人を人として扱わないマーケティングに未来はないんだろうなぁと思う。

相手は有機的な”人”で、体温がある”人”で、感情のある”人”なんだということは忘れないでいたい。

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