どうも、フリーランスとして活動しているだいち(@spountant)です。
「けっこう時間を割いて、けっこう努力もして仕事してるけど、月20万円になかなか届かないし、届く気配もない……」
そう悩んでいたけど、原因はフリーランスにありがちな失敗に陥っていることだった。
ただ原因さえ分かれば、対策もすぐに打つことができる。
実際「失敗パターンにハマっているな」ということに気づき、対策を打ち始めてからは、かなり調子がいい。
稼げないときに取るべき対策は大きく分けて5つあるので、それらをありがちな失敗とともに紹介していく。
目次
フリーランスとして稼げないときにありがちな失敗
稼げないときは決まって思考停止になっていることが多い。
ただ思考停止になっていること自体に気づくことができれば、すぐに対策を打つことができる。
ではフリーランスが自分のサービスや事業で稼げていないときにありがちな失敗を見ていこう。
- 「作業量さえこなせば伸びる」と思い込んでいる
- 「サービスの質さえ良ければ売れる」と思い込んでいる
- レバレッジを上手くかけられていない
1.「作業量さえこなせば伸びる」と思い込んでいる
「とにかく数をこなせ」という発言の本質は、「とにかく数をこなしてPDCAを回し、質も同時に高めていけ」ということだ。
ぼくも経験があるのだが、思考停止してただ単に数をこなしていても質は高まらない。
「時間を費やしている割には稼げていない」のであれば、ここは注意したほうがいいだろう。
たとえばブログ。ぼくは毎月20記事更新をしていたのだが、PV数がなかなか伸びなかった。
今考えてみればそれもそのはずで、キーワード調査も適当で、ユーザーのニーズも考えずに、とにかく記事を書けばラッキーパンチに当たると思っていたから。
数をこなすことの強さはラッキーパンチに当たる確率を増やせることだ。
ただしっかりと質の良いものを提供できると、ラッキーパンチに頼らず、意図的にブログを伸ばしていくことができる。
だからいちばん良い方法は、「どうすれば稼げるようになるかを懸命に考えつづけながら、とにかく数をこなすこと」だ。
2.「サービスの質さえ良ければ売れる」と思い込んでいる
サービスの質さえ上げていれば自然と売れるようになる、というのは半分正解で、半分間違っている。
もちろんサービスの質はいちばん重要だが、そのサービスを届ける努力も併せてしなければならない。
サービスを作る努力だけでなく、サービスを売る努力もしなければならないのだ。
例えば、自分で対話サービスを提供しているのであれば、質を高めるのはもちろんだが、どうすればサービスを受けたいと思ってくれるだろうか、値段設定はどうすればいいだろうか、口コミを作る仕掛けはないだろうかと、試行錯誤することは必須だ。
ブログでも同様、良質なコンテンツを作ることがもっとも重要だが、SEO対策をしないとユーザーは見に来てもくれないし、コピーライティングを学ばないと、ユーザーの心を揺さぶることはむずかしい。
逆にいうと売る努力をすれば、100%の質の高さではなくても、買ってくれる人はいる。
努力のリソースを「良いサービスを作ること」だけでなく、「売ること」にも注げばいいだけだ。
3.レバレッジを上手くかけられていない
レバレッジとはかけ算だ。
いいサービスを提供しているなら、それを「人」や「ツール」を使って拡大・増殖をすることができれば、一気に売り上げが伸びる可能性がある。
例をいくつか挙げてみよう。
セミナーを開催しているのであれば、「録画」でレバレッジをかけて、再販できる形にする。
ブログを書いているのであれば、SNSでレバレッジをかけて、SEO以外の流入をつくる。
個人向けサービスを行っているのであれば、受けてもらった人をレバレッジとして、同じように悩んでいる人を紹介してもらう。
このように今提供しているサービスに一工夫し、レバレッジをかけてあげると、稼げない状態から脱することができる可能性が高い。
フリーランスとして稼げないときに行いたい5つの対策
ではフリーランスの稼げない原因としてありがちなこと、
- 「作業量さえこなせば伸びる」と思い込んでいる
- 「サービスの質さえ良ければ売れる」と思い込んでいる
- レバレッジを上手くかけられていない
これらを踏まえて、具体的に何を行えばいいかを見ていこう。
- 数の暴力に逃げず、思考を停止させない
- サービスを稼ぎに結びつける「稼ぎの土台」を構築する
- 「人」や「ツール」を介してレバレッジをかける
- 現状のサービスの課題を分解して考える
- 自分と同じことをしていて、自分より稼げているロールモデルを探しマネする
1.数の暴力に逃げず、思考を停止させない
これは「作業量をこなせば伸びる」という思い込みへの対策だ。
上述したように「どうすれば稼げるようになるかを懸命に考えつづけながら、数をこなす」のがベストなので、数の暴力に逃げ込んで思考停止しないようにしよう。
具体的には「良質なインプット」だ。
今じゃ検索すれば無料で良質な情報に巡り会えるので、「自分のサービス名 コツ」などで検索してみるといい。
2.サービスを稼ぎに結びつける「稼ぎの土台」を構築する
これは「サービスの質さえ良ければ売れる」という思い込みへの対策だ。
山口揚平さんの「そろそろ会社辞めようかな」にある言葉で、
「仕事とは、才能を貢献に変える"作業"だ」というの、とてもいいなと思った。
好きなことでお金を稼ぐには、自分の能力・スキルを高めるのはもちろんだけど、
好きを食うに結びつけるシステム、「稼ぎの土台」が必要不可欠なんだなぁと。
— だいち@内向×タスク管理 (@spountant) July 28, 2018
稼ぎの土台とは、ビジネスモデルともいえる。
たとえば口コミを作ったり、第三者モデルにしたり、フリーミアムにしてみたり、法人契約を検討してみたり。
もしくは課金の方法を成果報酬にしたり、月額での支払いにしたり、方法は無数にある。
ビジネスモデルを学ぶのであれば、「そろそろ会社辞めようかな」という本がおすすめ。
フリーランス向けの本になっており、ほかのビジネスモデルの本と違って、個人でも活用できる知識が満載なのが嬉しい。
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
3.「人」や「ツール」を介してレバレッジをかける
自分が持っている価値にどうレバレッジをかけていくかが、サービスを拡大・増殖させるときのポイント。
レバレッジをかける方法は大きく2つあり、「人」と協力するか、「ツール」を活用するかだ。
このレバレッジという考え方は、自分の価値を一気に2倍3倍にする力を持つ。
4.現状のサービスの課題を分解して考える
もし現状のサービスが伸び悩んでいるのであれば、そのサービスの課題はなにかを特定してみよう。
課題を特定するときは、以下の3つの観点から考えてみるといい。
- お客さんの数はどうか
- お客さんの購入頻度はどうか
- お客さんの購入単価はどうか
どこが自分のサービスのボトルネックになっているかを特定し、対策を打っていく。
細分化して考えることで、「サービスがなんか伸び悩んでいる……」というざっくりとした悩みから、具体的な課題に変わり、対策を打ちやすくなる。
5.自分と同じことをしていて、自分より稼げているロールモデルを探しマネする
最短で稼げるようになるには、「同じサービスを提供していて、かつ自分より稼いでいる人」がどういう手法を取っているのかを調査・観察してみるのがいちばんだ。
いわゆるロールモデルを見つけるときのコツは、自分と似たような性格の人が好ましい。
たとえばSMAPのごろちゃんが、SMAPの香取慎吾と同じように振る舞っても空回りするのと同じように、タレントという”ジャンル”では同じでも、うまくいく”スタイル”は異なる。
ぼくの場合でいうと、ブロガーというジャンルが同じで、データや数字が好き、かつ内向型の人がロールモデルになる可能性が高い。
ロールモデルを見つければ、あとは徹底してマネするだけだ。
書籍"そろそろ会社辞めようかな"に、
「大企業に履歴書を送るんじゃなくて、大企業から抜け出して独立したエース級の人にメールを送るほうが賢い」とあって目から鱗。
これ、今フリーランスの人にも同じことがいえると思う。ロールモデルになりそうな人にメールを送り、協力させてもらうという方法。
— だいち@内向×タスク管理 (@spountant) July 31, 2018
メールを送ってみるのもありかもしれない。
フリーランスで稼げないときのありがちな失敗と5つの具体的対策
まとめると、フリーランスの稼げない原因としてありがちなことは以下のとおり。
- 「作業量さえこなせば伸びる」と思い込んでいる
- 「サービスの質さえ良ければ売れる」と思い込んでいる
- レバレッジを上手くかけられていない
そして稼ぐ方向へシフトするための、具体的な行動を以下のとおりだ。
- 数の暴力に逃げず、思考を停止させない
- サービスを稼ぎに結びつける「稼ぎの土台」を構築する
- 「人」や「ツール」を介してレバレッジをかける
- 現状のサービスの課題を分解して考える
- 自分と同じことをしていて、自分より稼げているロールモデルを探しマネする
雇われの身と違って、自分で稼ぎの量をいくらでも増やしていけるのがフリーランスの特権だ。
努力の方向さえ間違わなければ稼げるようになるので、適切な方向にリソースを割いていこう。
実収入を公開した記事はこちら。リアルなフリーランスの実情を知ることができるかと思う。
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動画も撮りました。
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