「価値主義」とは何か。~お金2.0の感想レビュー~

「価値主義」とは何か。~お金2.0の感想レビュー~

2018/04/27現在で、20万部売れている佐藤航陽氏の「お金2.0」。

本書に書かれていた「価値主義」について読んだとき、「これは…!」と感銘を受けた。

これからを生きていく上で、知っておいた方がいい考え方だと思ったので、今回はこの「価値主義」について深掘りしていく。

 

スポンサードリンク

資本主義から価値主義へ

価値主義とは、「資本」ではなく、お金などの資本に変わる前の「価値」を中心とした世界のことをさす。

 

いまの社会は資本主義で回っている。

資本主義で重要なのは「資本」を最大化することだ。

資本主義においては、資本になりにくい価値、たとえば注目や信頼の度合いというのは、あまり重要視されていない。

 

しかしテクノロジーが進化してきたことにより、資本以外の価値が見える化されるようになってきている。

わかりやすいのがSNS。今や人々の注目や興味が、SNSのフォロワー数として可視化されるようになってきた。

 

つまり、価値が多様化してきていて、お金以外にも、「価値」を認識できる手段が増えてきている。

「資本」ではなく、「価値」を中心とした世界、それが価値主義だ。

お金2.0では以下のように書かれている。

価値主義ではその名の通り価値を最大化しておくことが最も重要です。価値とは非常に曖昧な言葉ですが、経済的には人間の欲望を満たす実世界での実用性(使用価値・利用価値)を指す場合や、倫理的・精神的な観点から真・善・美・愛など人間社会の存続にプラスになるような概念を指す場合もあります。

お金2.0」第3章 価値主義とは何か?

いまはまだ資本主義で、その枠組みのなかで生きていかなくてはならない。お金は稼がないといけない。

でもお金を稼ぐかたわらで、資本になりにくい「価値」もコツコツと磨いておくひつようがある。その「価値」が中心になって回る経済が未来には待ち受けているからだ。

 

スポンサードリンク

価値主義における「価値」の3種類

お金2.0では「価値」には3種類あると紹介されている。

  1. 有用性としての価値
  2. 内面的な価値
  3. 社会的な価値

 

1.有用性としての価値

「有用性としての価値」とは、有用性や実用性としての価値をさす。

一言でいえば、「役に立つか」という視点で測られる価値だ。

いまの資本主義経済は、この「有用性としての価値」を中心に回っている。

実生活で使えるかどうか、利用するにあたって便利かどうかで、その価値が決まる。

 

2.内面的な価値

「内面的な価値」とは、個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす、感情的なものといえる。

たとえば、愛情、共感、興奮、信頼。

実生活に必ずしも役に立つわけではないが、個人の内面にとってはポジティブな効果を与えるもののことを「内面的な価値」と表現している。

本書では以下のような例えがあった。

美しい景色を見た時、友達と過ごして楽しかった時、それらには価値があると表現しても特に違和感はないはずです。

お金2.0」第3章 価値主義とは何か?

 

3.社会的な価値

個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動も価値があるといえる。それが「社会的な価値」だ。

ボランティアは利益を追求するものではなく「資本」を獲得することはできないが、社会に対してはしっかり価値を提供している。

 

これからの70年は「価値主義」が台頭する

世界の大きな流れは約70年スパンで起きているという。

1870年の産業革命が収束してからは、物質の大量生産が可能になり、経済は大きく発展した。

 

1945年第二次世界大戦終了後は、インターネットがじわじわと普及し始め、いまとなってはインターネットは世の中に欠かせないものになっている。

同時にテクノロジーが急激に発展し、資本主義の限界も見え始めてきた。

 

そしてこれからの70年、どんな時代がくるのか。

一つ確信を持っていえるのは、お金だけじゃなく、それ以外の価値が尊重されるようになること。

 

いまはお金がひつようだ。お金を嫌でも稼がなくてはいけない。

でもいずれ、お金以外の価値で生きていける時代がくる。きてしまう。

お金以外の価値が求められる時代がくる前に、内面的な価値と社会的な価値が求められるときまでに、いかにそれらの価値を積み上げておくか。

ぼくらは「あらゆる価値」を最大化しておくひつようがある世代だといえる。

そしてお金以外の価値が台頭し、「儲かるかどうか」の観点が完全に消滅したとき、そのとき自分自身がどんな活動に取り組んでいるのかは、ちょっとした楽しみである。

動画も撮りました。

スポンサードリンク

URL :
TRACKBACK URL :

コメントを残す

*
*
* (公開されません)

data-matched-content-ui-type="image_card_stacked" data-matched-content-rows-num="3" data-matched-content-columns-num="3"