どうも、マインドマップしか書けなくなってきただいち(@spountant)です。
なかなか筆が進まないとき。思考を整理したいとき。考えを深めたいとき。
そういう思考を広げ、思考を深めたいときに使えるのがマインドマップだ。
そして、縁あってマインドマップのプロ講師である、”なかおみち”さんから直接学んだきた。
なので、今回はマインドマップの効果や使い方を、具体例とともに書いていこうと思う。
マインドマップの目的と効果
マインドマップの効果は大きく分けて三つある。
- 思考を整理する
- 発想を広げる
- アイデアを掘り下げる
たぶん動画のほうがわかりやすいので、以下の動画もぜひご覧いただきたい。
マインドマップで思考を整理する
マインドマップは、箇条書きとは違う使い方ができる。
箇条書きは、頭が整理された上での思考の吐き出しになるが、マインドマップはその思考を整理するための吐き出し、という位置づけだ。
マインドマップはことばの連想ゲームのようなもので、あることばが次のことばを引っ張ってきてくれる効果がある。
人は、質問されると、その質問に対する答えを探し出そうとする性質がある。
たとえば、「AとB、どちらがいいですか?」と問われれば、その判断を下す材料を探し始める。
「本当はどうしたいですか?」と問われれば、自分の内なる声に耳を傾けようとする。
”効果的な問いが、効果的な人生を創る”といわれるのは、それほど質問の力が優れているからだろう。
そして、マインドマップでは、その質問の力を活用している。
連想ゲームのような発想で、ある単語が次の単語を呼び出してくれる。「次の質問が出てきやすい」とも言える。
自分が感じていることを思うままに書き出せば、それが単純に思考の整理になる。
箇条書きにする前、いわゆるアウトプットの前の、「スループット」ができる。
インプットした知識をいきなりアウトプットするのはハードルが高い、というときに、ベイビーステップとしてのスループットを使う。
実際、思考をそのまま吐き出すだけなので、気負いせずに取っかかりやすい。
そうすると、インプットしたものが整理されて、体系だったアウトプットがスムーズにできたりする。
マインドマップで発想を広げる
マインドマップは、連想や質問の力を利用する。
一つの単語から、次の単語が生まれてくるので、自分でも予期せぬ単語が引っ張り出されることも少なくない。
マインドマップでアイデアを掘り下げる
質問の力を利用すると、アイデアを掘り下げることもできる。
これはコーチングと似ているかもしれない。
あえて「なぜ?」や「どうしたい?」などの、yes/noで答えられないオープンクエスチョンを自分に投げることで、自分もその答えを探しだそうとする。
発想を広げて、もしあるアイデアに対して深掘りしたいなぁと感じたら、5W1Hを自問することで、深く考えるきっかけにつながる。
マインドマップの種類には「学習型」と「発想型」がある
このように、マインドマップは大きく分けて4つのタイプがある。
横軸は”発想の方法”の違いで、「学習型」と「発想型」がある。
縦軸は”発想の時間”の違いで、「リアルタイム」と「マイペース」がある。
「学習型」のマインドマップは知識を深くインプットしたいときにおすすめ
「学習型」のマインドマップは、構造的に描かれる。
章ごとに分けてメインテーマを決めたり、大きなトピックごとに枝を広げていくのもいいかもしれない。
マインドマップは関連性が見えやすい。視覚的にも小さなまとまりがいくつかできるので、それらは関連しているんだなと、頭の中を整理することができる。
また、マインドマップを見返したときに、描いたときの印象がそのまま芋づる式で思い出されるため、反復学習にも効果的だ。
文章でつらつら書かずに、あえて情報量を絞ることで、ポイントが頭に入る。
自分ならではの連携を、頭に詰め込むことができる。
箇条書きだと、頭の中では関連があることがわかるが、マインドマップはその関連を視覚的に把握することができる点で優れている。
「読書ログ」であれば、ゆっくりマイペースで学習型のマインドマップが役立つだろう。
「講義録」であれば、リアルタイムで学習型のマインドマップを活用することができる。
「発想型」のマインドマップはアイデアを出したいときにおすすめ
一方、「発想型」のマインドマップは、構造的である必要がない。
なので、できるだけ単語同士の連想の力を利用することで、自分の奥にしまいこまれていたアイデアを掘り起こすことができたりする。
「ブレインストーミング」をしたいときや、「自分の好きなもの」をあらためて洗い出したいときは、マイペースでマインドマップを活用できる。
「議事(ぎじ)録」もマインドマップを活用できて、リアルタイムでみんなの発想を広げるのに役立つ。
マインドマップの書き方・使い方
マインドマップを描いていくときのポイントは3つだ。
- 曲線を使う
- できるだけ単語に分解する
- 色やイラストを使う
マインドマップの書き方についても、動画でまとめてある。
曲線は脳にやさしく、認識を助ける効果がある
曲線を使うことで、より脳の印象に残りやすい、という効果があるようだ。
直線は単調で、曲線には”変化”がある。
人間の脳は、昔から変化に注意が向くようになっているらしい。
なので、曲線を使うことで、脳にやさしい認識のさせ方ができる。
そして、その曲線同士をつなげて描くことで、「これらは関係あるよ」と脳に提示することも可能だ。
文章ではなく単語を線に乗せることで、連想の幅が広がる
文章ではなく、できるだけ単語に分解することで、次の連想が出てきやすくなる。
たとえば、「冬休みに楽しい旅行がしたい」だと、スキーやゲレンデが思い浮かぶ。
一方、「冬休み」「楽しい」「旅行」に分解すると、旅行に着目して、沖縄やハワイが出てくるかもしれない。あるいは、楽しいに着目して、遊園地が出てくるかもしれない。
こうやって単語で区切っていくことで、思考を解放して、発想を広げていくことができる。
色やイラストを使うことで、脳への刺激が多様になる

色やイラストの効果も見逃せない。
視覚的なイメージが違うと、出てくる単語も変わってくる。
単純にイラストの方が、情報量が多く、「文字をイメージに変換する作業」を省くことができるので、脳に対してダイレクトに訴えかけられる。
色もインスピレーションを刺激し、五感を働かせる材料になる。
色やイラストを使うことで、脳へのインパクトが最大化されるので、記憶や発想の強化につなげることができるようだ。
マインドマップのおすすめ活用例
実際に教えてもらったマインドマップの具体的な活用例を紹介していく。
マインドマップで「読書ログ」をとる
これは先ほども紹介したけど、あらためて。
マインドマップで読書ログを取ることで、深い学びを実践できる、というのが一番ぼく自身が期待しているポイント。
- 関連しているキーワードを視覚的に結びつけることができる
- 単語で描いていくので、要点を絞って抽出できる
- 色やイラストを駆使することで、脳への刺激が直接的になる
- 見返すのが楽しい(反復学習)
読書ログは、本ごとに描いてもいいし、章ごとでもいいし、本×本でもいい。
マインドマップで会議を進行する
会議のファシリテーションにも使える。
視覚的に「何と何が関連しているのか」が一目でわかるので、出席している人の頭の整理になる。
また、ホワイトボードなどに描き出すことで、情報の共有ができ、「いま何の話題について話しているか」を把握できるので、脱線が減る。
発想型のマインドマップとして使えるので、新たな発想が生まれる可能性もありそうだ。
マインドマップは「セルフコーチング」にも使える
コーチングは、つまるところ「問いかけ」に他ならない。
「理想はどのようなものですか?」「大切にしたいのはどっちですか?」
このような問いかけを受け、自分の内側を探って見つけ出す。
セルフコーチングは、自問自答がむずかしい場合が多い。
それは、質問しているのが自分であり、「自分」と「自分の内面」とのあいだにキョリがないからだろう。
マインドマップを使えば、自分と紙のあいだに少しキョリをつくることができる。
そうすれば、頭でうんうんと考えるよりかは自問がしやすくなる。
そして、問いかけさえできれば、答えは自然と引き出されることが多い。
マインドマップの使い方まとめ
- マインドマップの効果:「マインドマップの効果は思考を整理する」「発想を広げる」「アイデアを掘り下げる」
- マインドマップの種類:「学習型」「発想型」「マイペース」「リアルタイム」
- マインドマップを描くときのポイント:「曲線にする」「できるだけ単語に分解する」「色やイラストを使う」

学んだことが濃くて、いきなりブログにまとめあげようとするのは大変そうに思えた。
なので、セミナーで学んだことを「学習型」のマインドマップを使って、まとめてみることにした。
インプットとアウトプットの間に「スループット」をはさむことで、アウトプットまでの作業がなめらかになる。
講師紹介

なかお みち:あなたの心が動き出す未来ビジョンコーチ
詳細プロフィールはこちら:みちの冒険ノート
提供サービス
- 7つの習慣実践会
- マインドマップ講座
- パーソナル・コーチング
- コーチングセミナー(開講準備中)
- 7つの習慣公式ボードゲーム会
現在、みちさんのマインドマップ×7つの習慣×コーチングの講座をお手伝いしているので、もし講座にご興味があればぼくにまでご連絡いただければと思います。
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