「ブログは思った以上に読み飛ばされていると思った方がいい」
その事実に気付いた。
合わせて自分自身でも、ブログ記事はササーっとスクロールして、大事なところだけ集中して読んでいたことにも気づく。
「ぜんぶ読んでくれるでしょ」と高を括って文章を書いていても、きっとぜんぜん読まれてないんだろうなぁと。
「読み飛ばされる」という大前提に立ち、それでもエッセンスだけでも伝わるようにするには、「見出し」で結論を伝えるのが効果的だ。
このページでは、効果的な見出しの書き方を具体例とともに紹介していく。
目次
流し読みされるので見出しは「本文の要約」にする
記事が流し読みされる前提に気付けたのなら、流し読みされたとしても目立つ「見出し」で勝負するほかない。
見出しの書き方のポイントは、見出しで結論を言ってしまうこと。
この記事の見出しでたとえてみよう。
▶ブログカテゴリを戦略的に構築しフローに乗るまでの5ステップ
よい見出し例:『ブログカテゴリ戦略step2.「いくらでも語り続けられるもの」で勝負する』
この見出しでは結論をいってしまっていて、最悪本文を読まなくても内容はざっくりわかるようになっている。
ササーッとスワイプされるのは前提として、興味を引く見出しが目に入れば、本文もじっくり読んでくれるはずだ。
この見出しを良い例として、悪い例はどんなものかを見ていく。
よくない見出し例その1:『ブログカテゴリ戦略step2』
よくない例の1つ目、ステップの順番だけを示す見出しだ。
この文言だけを見たとしても、あまり読もうという気にはならない。
理由は「この見出しの中に書いてある本文を読むことでなにを得られるのか」が明確でないからだ。
よくない例その2:『ブログ記事を書き続けられる方法』
よくない例の2つ目は、中身が伝わらない見出し。
1つ目の見出しよりは興味を引くが、どうせなら見出しで「ブログ記事を書き続けられる方法は○○」と言い切ってしまったほうがいい。
本文を読まないと内容がわからないのは、読者にとって親切ではないので、見出しで結論を伝える。
出し惜しみせず結論を言うことで、記事を読むかどうかの判断材料になる
とにかく出し惜しみをしない。これがいちばんのポイントだ。
「見出しで結論を言ってしまったら、本文を読む意味がなくなってしまうやん…」と思っていたが、実際には逆だった。
人は自分がほしい情報が手に入るかで、文章を読むかどうかを決める。
だとしたら結論を先に言ってしまったほうが、本文でほしい情報が手に入るかを判断できるだろう。
「ほしい情報が手に入るかな……?」と判断されないまま離脱されるよりは、出し惜しみせず結論をいってしまったほうが断然いい。
自分の「読んでもらいたい!」という気持ちより、読者にいかに気持ち良く読んでもらうか。
たくさんの時間を使ってもらわずとも記事の内容が理解できるよう、見出しで結論を述べる。
そしたら興味を持って、本文も合わせて読んでくれるかもしれない
「結局はおもてなしの心が発信者には大事なんだな」と、つくづく感じる今日このごろだ。
読みやすい文章をさらに極めたいのであれば、以下の記事がおすすめ。
文章を書き続けてきたぼくが意識していることをすべてまとめてある。
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