どうも、フリーランスのだいち(@spountant)です。
2017年12月29日に会社を退職し、右も左もわからないフリーランスになって、いろいろな試行錯誤をしてきた。
このページでは、ぼくがフリーランスになってからやってみてよかったことや試してみたこと、そして気付きを得たことについて、時系列でまとめていこうと思う。
毎年振り返り記事は書いており、もれなく1年前の2017年の振り返り記事も存在する。
関連記事:2017年を振り返ることが夢へと向かうドキュメンタリーとなる。
目次
- 2017/12/29:新卒で入社した会社を9ヵ月で退職する&フリーランス開始
- 2018/01/01:仕事がしたくてたまらなくてタスク管理ツール「TaskChute Cloud」を導入
- 2018/01:フリーランスなりたての仕事内容
- 2018/01:フリーランス1ヵ月目で好きなことで生きていくための術を知る
- 2018/01:正直いちばん手堅いフリーランス成功方法
- 2018/02:専門知識を身につけるべくクラウドファンディングを実施
- 2018/03:労働時間を増やして短期的に稼ぐ
- 2018/06:作業環境を整えるのはもっと早めにしておけばよかった
- 2018/06:フリーランスになってから半年。何してるの?収入は?
- 2018/09:フリーランス9ヵ月目の実収入公開
- 2018/10:支払いがピンチになり、借金をする
- 2018/12:来年からはちゃんと帳簿をつけよう……
- 2018/12:jMatsuzaki株式会社とともに「ブログパートナーシップ」を開始
- フリーランス1年目を過ごしてみて思うこと
- フリーランス2年目はレバレッジをかける年
2017/12/29:新卒で入社した会社を9ヵ月で退職する&フリーランス開始
自分の人生を自分で選択していきたい。
自分の本当にやりたいことに蓋をしたまま生きていくのは、死ぬほどつらい。
その思いが抑えきれなくなって、会社に退職したい旨を告げた。
今でも会社に勤めている夢を見るほどなので、よっぽど縛られた生活がイヤだったんだなぁと思う。
関連記事:新卒で入った会社を9ヵ月で辞めて22歳でフリーランスに転身した話
2018/01/01:仕事がしたくてたまらなくてタスク管理ツール「TaskChute Cloud」を導入
年が明けた2018年から、晴れてフリーランスになる。
これ書いたら怒られるかもしれないけど、退職したときの解放感といったら本当にすごくて、朝帰りで帰ったその日は、弱い陽の光が注ぐ商店街を歩いて帰って、その道中冷たい空気を吸いながら、何でもできるような気がしたのを鮮明に覚えている。
「これで自由だ!早くブログを書きたい!たっぷり時間を使ってブログを大きく育てていきたい!」
そういうテンションだった。
退職当日から自分の仕事をしたくてたまらなかったが、その前にやるべきことはタスク管理だと思い、TaskChute Cloudを本格的に導入することにした。
TaskChute Cloudを続けて感じているメリットは以下のとおり。
- 習慣化がスムーズにできる
- タスクの抜け漏れがなくなる
- 生活をチューニングし、自分の扱い方を知れる
詳細は以下の記事にまとめてある。
関連記事:フリーランスこそタスク管理ツール「TaskChute Cloud」を使おう。そのおすすめ理由は?
2018/01:フリーランスなりたての仕事内容
フリーランスになりたてで一番悩むのが収入源。
当時の収入源は以下のとおりだ。
- 当ブログ「むーびんぐ」からの収入
- オンラインコミュニティ「ライフエンジン」の運営
- jMatsuzaki株式会社のバックオフィスサポート
- 個人コンサル(ブログ、才能、お金、健康)
- 他ブログへの寄稿
いつも気にかけてくれているjMatsuzaki株式会社は、ぼくが「仕事をください」と言ったところ、快く仕事を任せてくれた。
「言ってみる」には、すごいパワーがある。
個人コンサルは自分の専門分野である、「ブログ」「才能」「お金」「健康」の知識を活かして行うことに。
他ブログへの寄稿は、ぼくが「仕事をください」と言ってみた結果、紹介を通じて知り合うことができた。
2018/01:フリーランス1ヵ月目で好きなことで生きていくための術を知る
フリーランスになっていち早く気づいたのは、「人の役に立たなければお金はもらえない」ということ。
当たり前のことなのだが、これまでは会社員で「給与」という形態でお金をもらっていたので、これまで気付けていなかったことだった。
つまりは好きなこと”だけ”をしていても、今の時代は生きていけない。
人の役に立つという視点が抜けていては、自分の手元にお金は入ってこないのだ。
関連記事:好きなことで生きていくならば、まず「人の役に立つ」を最優先する
2018/01:正直いちばん手堅いフリーランス成功方法
フリーランス1か月目で気付けたことのうち、「人の役に立つ」以外にもう1つ重要なことがある。
それは「お金をすでに生み出している人や会社のフローに沿わせてもらう」ことが、もっとも手堅いフリーランス戦略だということ。
お金の流れを作ることができる人と組んで、自分のところにもお金を流してもらうのだ。
この戦略は自分でお客さんを集客してお金を稼ぐことよりも、より手堅く、そしてより大きなお金が流れてくる。
もちろん価値をただ奪うのではなく、自分のできる価値を提供し、レバレッジをかけて相手のお金の流れを大きくするために協力することが大前提。
ここでもポイントは「相手の役に立つこと」なのだ。
関連記事1:駆け出しレベルにいるときは、戦略的にだれかのフローに飛び込んだ方がいい。
関連記事2:フリーランスなり立てのときの一番堅実な策は「すごい人に引き上げてもらうこと」だった
2018/02:専門知識を身につけるべくクラウドファンディングを実施
今もそうだが、自己分析について多大なる興味を持ち合わせており、なかでもウェルスダイナミクスには強く惹かれた。
ウェルスダイナミクスを知ってよかったこと
・自分のできることがわかった
・できないこともわかった
・頼るべき人がわかった
・頼るのが簡単になった
・ロールモデルにすべき人がわかった
・違いに寛容になった
・みんな違ってみんな良いの意味がわかった
・活躍するタイミングがあることがわかった— だいち@内向型の人 (@spountant) November 16, 2018
ウェルスダイナミクスを教えるためにはその資格が必要。
フリーランスなりたてで資金はなかったが、資金を言い訳にしたくなかったのでクラウドファンディングを実施した。
関連記事:ウェルスダイナミクスを使って、仲間の才能をひらく支援者になりたい!
クラウドファンディングのいいところは、応援資金と仕事をセットで受けられること。
たとえばぼくは、ウェルスダイナミクスのセッションを仕事にしたかったので、「セッションします!」というリターンを用意しておいた結果、資格をとる前からセッションのお客さんがいる状態をつくれた。
クラウドファンディングに挑戦して気付いたコツや心構えをまとめているので、もし挑戦してみたいのであればぜひ一度読んでみてほしい。
関連記事:実際に成功した事例に学ぶ、クラウドファンディングを成功させるためのコツとテクニック集
2018/03:労働時間を増やして短期的に稼ぐ
どんな事業が伸びるかわからないので、このころは自分にできることであれば、あれやこれやと手を出していた。
そして専門知識があれば誰でも手をつけやすいのが、セミナーや個人コンサル。
今振り返ってみると、専門知識を身につけておくことによって、事業の幅が広がるのは間違いなさそうだ。
初めてセミナーを開催する
セミナーはうまく集客できると大きな利益になる一方で、集客はもちろん、事前準備や事後対応などはとても大変で、多くの時間を食われる。
それを見越したうえで、取り組むかどうかを考えたほうがいい。
個人的には集客が相当大変だったので、セミナーは今後開かないと思う。
関連記事:【完全版】セミナー(講座)で失敗しない方法や集客のコツなどを実体験から網羅的にまとめてみた
個人コンサルは相手との信頼関係がカギ
個人コンサルは、継続して受けてくれる人が現れたら、安定的な収入になる。
個人コンサルで大切なのは、「あなただから」という理由でお願いしてもらえること。
つまり相手との信頼関係がカギとなる。
小手先のテクニックで信頼関係を築くことはむずかしいが、それでも注意したほうがいいポイントはあるので、それは以下の記事にまとめた。
- 目的を明確にするために最初のヒアリングに力を入れる
- 月に1回フィードバックのためのミーティングを行う
- 毎月「月次レポート」を作り提出する
関連記事:フリーランスが個人コンサルティングをするコツ・やり方をリアルな経験から全部まとめた
インタビューはひとりだと大変だった
インタビューを仕事にするには、大きく分けて2つのスキルが必要だ。
1つはインタビューをして、相手の話を聞くスキル。
関連記事:インタビューの進め方と、緊張をなくすための準備やコツまとめ
もう1つは、そのインタビューを記事にするための編集スキル。
関連記事:インタビューを記事にし編集するときのやり方・注意点をまとめる
ぼくはインタビューが苦手で編集が得意だったので、インタビューが得意な人と組んで仕事をしていた。
やっぱりインタビューが得意な人に任せると、引き出されるものが違うなぁという印象。
ひとりで仕事を完結させやすいフリーランスだからこそ、補完し合える仲間と仕事を進めていくことを積極的に意識していきたい。
2018/06:作業環境を整えるのはもっと早めにしておけばよかった
「そんなお金に余裕はない!」
そう自分に言い聞かせて、作業環境への投資を遅らせてしまったことに後悔している。
むしろ真っ先に投資すべきは、仕事をする際の環境だろう……
特に投資して良かったと思うのは、ポケットWi-Fi。そしてオフィスチェア。
どこでも安心してWi-Fiがつなげるのは大きい。
また良いオフィスチェアを用意しておくことで、デスクに向かえる時間が長くなるので、費用対効果は高いといえる。
関連記事:脱サラフリーランスブロガーが独立から6ヵ月で集めてよかったPC周辺アイテム・ガジェットまとめ
2018/06:フリーランスになってから半年。何してるの?収入は?
フリーランスになってから半年。
このころから個人コンサルを減らし始め、ブログなどの資産形成に力を入れ始めた。
主な仕事は以下のとおり。
- 当ブログ「むーびんぐ」の運営
- オンラインコミュニティ「ライフエンジン」の運営
- jMatsuzaki株式会社のバックオフィスサポート
ブログの収入が伸びてきたことにより、その分セッションを減らしていった。
実際の収入は以下で公開している。
関連記事:【20代前半】フリーランス1年目の半年が経ちました。何してるの?収入は?
2018/09:フリーランス9ヵ月目の実収入公開
ここまで何とか生き延びることができたが、何よりフローに沿えたことがいちばん大きい。
jMatsuzaki株式会社には感謝してもし足りない……
ぼくもいつか自分の事業を展開して、仲間を救えるようになりたいと強く思った。
関連記事:【実収入公開】フリーランスは食えない稼げないはホント?【不安定でも月17万円】
都内でのフリーランスの生活費を知りたいなら、こちらの記事もどうぞ。
関連記事:節約好きフリーランスの生活費はいくら?リアルな数値を公開してみた
2018/10:支払いがピンチになり、借金をする
こちとら毎月の生活費だけでもパンパンだというのに、次から次へと請求してくる住民税、国民健康保険料、過去の借金……
滞納を繰り返した結果、本格的に怒られたので、借金をしてでも支払うことにした。
CAMPFIRE Bankという、クラウドファンディングに成功したことのある人だけが借りることのできるサービスを使用。
このときはオンラインコミュニティのみんなからも助けてもらい、あたたかい感じの関係性で生きていくような経済軸を、積極的に選んで生きていこうと決意したことを覚えている。
2018/12:来年からはちゃんと帳簿をつけよう……
フリーランスは自分で確定申告をしなければならないのだが、帳簿をつけるのを失念していた……
もっというと帳簿をつける仕組みを作れていなかった……
確定申告には白色申告と青色申告があり、帳簿をつけると青色申告として65万円の控除が受けられる。
来年からはMFクラウド会計を使って、帳簿をつけようと思う。
確定申告計算の全体像を知りたいなら以下の記事がおすすめ。
関連記事:【2018年版】これを見れば誰でもわかる!確定申告の全体像まとめ
所得税の控除について学びたいのであれば、以下の記事をぜひ読んでみてほしい。
関連記事:【確定申告の勉強】初めて所得税控除を勉強する際に役立つ記事まとめ
2018/12:jMatsuzaki株式会社とともに「ブログパートナーシップ」を開始
いつもお世話になっているjMatsuzaki株式会社とともに、ブログを本気で育てる「ブログパートナーシップ」事業を開始した。
借金をしたことを耳にしたjMatsuzaki氏が「一緒にやってみない?」と声をかけてくれたのだ。ありがたい……
ブログパートナーシップはかなりいい値段で、1ヶ月あたり29,800円で受け付けている。本気中の本気プログラムだ。
関連記事:本腰を入れてブログを育成するためのプログラム「ブログパートナーシップ」始動!
結果5人の方が申し込んでくださったのだが、自分ひとりでブログコンサルをしても、単価しかり人数しかり、今回と同じだけの収益が出るとは到底思えない。
今回はjMatsuzaki氏とKeikanri氏のブランドを借りさせてもらったようなものだ。
ひとりではできないことも、自分より大きな人の協力を仰げば、成し遂げることができるのだと学んだ。
フリーランス1年目を過ごしてみて思うこと
思うことは大きく3つある。
- 固定費を極力下げたほうがよかった
- フリーランスにとってオンラインコミュニティは欠かせない
- ひとりではスケールの大きさに限界がある
フリーランス1年生の思い出としていちばん最初に浮かぶことは、お金だ。
お金には散々苦しめられた。
経験から学んだことは、固定費を極力下げたほうがいいということ。これだけはいえる。
あとライフエンジンに入っていなかったら、仕事を得られず、路頭に迷っていたことは間違いない。
価値観の合うオンラインコミュニティは、フリーランスにとって欠かせないつながりだと感じた。
関連記事:「ライフエンジン」というオンラインコミュニティがいかにステキかを熱く語る
そして一年を振り返ってみて気づいた、少しショックだったことは、ひとりで行った事業が軒並み伸びていないということだ。
ブログはじめ、個人コンサルや寄稿、インタビューなど。
スケールしにくい仕事の形態であることも問題のひとつではあるが、自分だけの力に限界を感じた。
2019年はこれを改善することが一番の目標になるだろう。
フリーランス2年目はレバレッジをかける年
2019年のフリーランス2年目は、より大きなものにレバレッジをかけにいく年にしようと思っている。がっつり「フローに沿う」を実践していきたい。
いずれは「自分で事業を築きあげて、人に仕事を与えられる側になるぞ!」と思っていたのだが、自分が自分の事業に費やしていた時間をjMatsuzaki株式会社の事業を大きくするために費やせば、経済的な価値をはじめ、はるかに大きな価値を生み出せる気がしたのだ。
実際2018年を振り返ってみると、自分ひとりで育ててきた事業は小さくとどまり、jMatsuzaki株式会社と一緒に取り組んだ事業は順調に成長している。
なので2019年の目標はレバレッジをかけにいくこと。もっというとjMatsuzaki株式会社を大きくすること。
ここまでくると、2019年の自己投資の内容も明確になる。
そう、自分はjMatsuzaki株式会社にレバレッジがかかるものに投資すればいいのだ。わかりやすい。
- 戦略会計
- 経営学
- プログラミング
- ……
投資の判断基準は、レバレッジがかかるかどうか。
jMatsuzaki株式会社の社員として参画することも決まっているので、2019年はこれでいきたいと思います。
関連記事:jMatsuzaki株式会社に入社することになりました